2009年5月24日日曜日

そろそろ出願。 ~その2~

願書作成も終盤です。

私はリール第3大学のMaster2に出願します。


出願用紙は全部で4枚。
PDFファイルで、4月初めに大学のサイトから
ダウンロードしました。

今日ここでは、
出願時にはどんな書類が必要になるのかを、
ざっと書き起こしてみたいと思います。

まず、記入した出願用紙には写真を添付と書かれています。
でも、日本の大学への願書にあるような、
写真を貼るための欄は見当たりません。
おそらく、1ページ目(名前とか書く)の適当な場所に
貼っていいものと思われます。

次に、履歴書。これも写真添付です。
もちろんフランス語で作成。
留学するときの履歴書の書き方は、
『フランス留学案内』が参考になります。

英米の大学への留学情報本は多いのですが、
フランスとなると激減します。
この本は、かなり優れものです。
ただし、情報というのは古くなるものですから、
その点は、確認が必要になってきます。

そして、重要なもののひとつ、研究計画書。
リール第3大学の場合は、最低でA4用紙1ページ以上が
求められています。
量は大学によって差があるようです。
以前に調べたことのあるパリ第12大学は、
4~5ページとありました。

つづいて証明書類です。
これらはたいてい日本語(ときには英語も)で発行されますが、
正式にフランス語に訳したものが必要になるので、
すべての翻訳を、大使館指定の翻訳業者に
依頼しなければなりません。
そしてその後、大使館で翻訳査証を受けます。
原本と翻訳とが相違ない、という証明です。

必要な証明書は・・・
高等学校の成績証明書と卒業証明書、
大学教育における成績証明書と卒業証明書。
我々日本人は通常、バカロレアを持っていませんが、
(バカロレア⇒フランスにおける大学入学資格)
高校を出たという証明と、
大学に在籍したという証明をあわせれば、
問題ないようです。

私は博士課程に在籍しているので、
このほかに、修士時の成績証明書、修了証明書、
博士課程での成績証明書、在籍証明書も
必要になります。

つづいて、フランス語試験の証明書。
日本ではフランス語が公用語ではないので、
フランス語を使えるという公式な証明書が
必要になります。
主なものとして、DELF/DALFTCF
認められているほか、
世界各地のアリアンス・フランセーズにおける証明書も
有効である場合があります。
(⇒アリアンス・フランセーズAlliance Française:
フランス語学校。パリのほか、日本にも各地にある。)


DELF/DALFの場合は、
DALFを持っていれば何ら問題ないでしょう。
ほぼネイティブ並みですし。
DELFだと、B2以上が求められることが
多いようです。
TCFでは、レベル4以上が
必要になると言われています。

必要なものはざっとこれくらい。
あとは、願書上に短い論文要旨を書いたりとか、
返送用の封筒を添付するとか、
そのような感じです。


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