2009年10月27日火曜日

スタンドがつかない!



先々週の土曜日のことです。









朝起きて、身支度をし、
テーブルのスタンドをつけた途端、
一瞬光って消えてしまいました。

電球が切れちゃったんです。
ちなみに、買って一カ月です(笑)
まぁ、現品限りの商品だったとはいえ…。
めっちゃフランスっぽいな。




ちなみに、電球はこんな形。
ハロゲンランプらしいです。















型番とワット数をメモして、
お店が開く時間になってから、大型スーパーへ。
やっぱり、手元が暗いと不便なのです。

フランスで電球が切れると、
日本より厄介だと聞いていた私。
なんせ、種類がハンパなく多いんです。

ちゃんと探せるか不安だったのですが、
電球コーナーをしばし眺めていると、
無事、お目当てのものを発見。
同じ型番であること、
ワット数も許容範囲内であることを確認。
しかも14Wで20Wの明るさ、というエコ商品♪
次にいつ切れてもいいように、2つ購入。

ついでに、
電球が入っている部分を開けるのに必要な
プラスのドライバーも。


帰宅後、いざ電球交換!
こういう作業、わりと好きなんです。

父親が、定年前エンジニアだったため、
今でも家では、調子の悪い家電の
面倒をみたりしているんですね。
父のおかげで、いくつの家電が寿命を延ばしたことか(笑)

その様子を小さいときから見ていて、
ときには手伝っていたので、
ドライバー使って組み立てるとか解体するとか、
そういうの大好き。
あ、でも中の回路とかは、全然分からないですよ。


まずは説明書で注意事項を確認。
スイッチが切れてることを確かめて、
コンセントを抜いて。

さて。
ドライバーでねじを回してゆるめ、
はまっているガラスを取り外し、
電球を交換…。


できた!













これで、しばらくはこのスタンドも安泰です。



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おやつにエクレア♪


小柄だけどインパクト大♪









愛用しているポールのスタンドでは、
マカロンのほかに、エクレアも買うことができます。

最初のは、チョコエクレア。
中にはチョコレートクリーム。

そしてこっちが、コーヒーエクレア。
コーヒークリームが入っています。











日本のエクレアと比べると、サイズはちょっと小柄になります。

でもでも!

生地の食感とクリームとが、存在感を倍増♪
とっても食べごたえある一品です。



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2009年10月19日月曜日

失業者の楽隊に遭遇

古本市を見たあと、そのまま街歩きへ。

だいぶ歩きなれた、グラン・プラスを抜けて、
Rue Neuve、Rue de Bethuneへ。
このへんは歩行者専用の通りなので、
車を気にせず歩くことができます。

ここを一人で歩くのは、9月はじめの Braderie以来かも。
Fnacがあったり、ギャラリー・ラファイエットがあったりと、
平日・土曜は、いつも賑やか。

途中まで進んで引き返しつつ、
小腹がすいたので(早っ!)、
途中のお店でゴーフル・シトロンを買って、
食べながら歩くことに。

そういえばこの同じお店、
Braderieのときにも、私寄ってる(笑)


広場まで戻ってくると、何やら音楽が聞こえます。












演奏の合間の話をよくよく聞いていると、
どうやらこの人たちは失業者で、
休みの日にはこうして演奏して歩きつつ、
現状を訴えているらしい。
パリから来たとか、言っていたような。

通りがかりの人も、観光客も巻き込んで、
つかの間のストリートライブです。

ではでは、ほんのちょっとですけど、
彼らの演奏をお聞きください。



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旧証券取引所の古本市




へ、出かけてみました!






今日は日曜日だったのですが、
めずらしく朝からお天気がよかったので、
午前中に掃除・洗濯を済ませ、
昼過ぎから出かけることに。


どのあたりへ行こうか、と考えながら、
そういえば、まだ古本市を見ていないことを思い出し、
旧証券取引所の建物へ。








この写真は、私の家のすぐ近くの、
テアトル広場から撮ったもの。



建物の入り口は4つあって、2つが広場、2つが通りに
面しています。
私が入った入り口はそのうちの一つ。
写真にうつっているところがそうです。
ちなみに、このテアトル広場側から入って、
そのまま建物を通り抜けると、
ド・ゴール将軍広場(通称グラン・プラス)へ出られます。


「古本市」と言ってしまうと簡単ですが、
いろいろなジャンルのものがありましたよ。
文庫サイズの本はもちろんのこと、
昔の新聞や学術雑誌、どこかの領収書みたいなもの(!)まで。

基本的に、この建物に入れる時間帯(火~日の午後)なら、
古本市も行われているようです。
じっくり見ることができたら、
いろいろ発見があるかもしれませんね。

ただ、行われているのが中庭のため、
中央には屋根がありません。
雨が降ると、ちょっと厄介かも。
お天気のいい日がベストです。


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2009年10月18日日曜日

デモ隊に遭遇

カメラを持っていなかったのが悔やまれます。

先ほど、大型スーパーへ買い出しに行こうと外へ出ると、
道の端っこに、バイクをとめたおまわりさんが。


なんだろう? 土曜日だから? まさかねぇ…


と思いつつ歩いていると、
前方に、赤っぽい集団を発見!


よくよく見ると、人々が持っているビラや、
首からかけた紙のボードに、PCFの文字が。
Parti Communiste Française、
はは~ん、共産党ですな。赤いわけだ(笑)


さっき帰宅して、PCFのサイトをチェックしてみると、
女性の権利を主張するデモだったらしく。
そしてこのデモ、全国的に行われている模様。

デモの主たるキーワードは次の6つ。
Liberté(自由),
Egalité(平等),
Dignité(尊厳),
Autonomie(自立),
Laïcité(政教分離),
Solidarité(連帯).

最初これを見たとき、Laïcitéと女性のつながりが
すぐにピンとこなかったのですが、
(勉強不足なもので。汗)
説明文を読んだら納得。


出だしの部分に書いてあることをざっとまとめてみると、
Laïcitéは、単に教会と国家を分離するだけではなくて、
(最初の私の理解はここで止まってました。超汗)
すべての人間、とりわけ女性が、
もはや神の法ではなく人の法にしたがって生きることを
可能にするのだ、と。


すでにお分かりの方もいらっしゃるかと思いますが、
遠まわしに、フランスにおけるイスラムのことに
言及している表現であると思われます。
(もちろん、それだけにとどまるものでもありません。)

いちばん分かりやすい例を出すと「ヴェール問題」。
公立学校で、イスラム教徒の女生徒がヴェールを被るのを
禁じる、という動きがあったのは、
まだ記憶に新しいところではないでしょうか。


いやはや、まだまだ勉強が足りない私。


いずれにしても、このLaïcité、
イスラムとの関係において、非常に込み入っており
また根が深いものである、ということは言えると思います。

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2009年10月10日土曜日

ベルクソン 第3回国際シンポジウム

お知らせです。

来る10月23日(金)から25日(日)にかけて、
日本で、ベルクソン関連の国際シンポジウムが開かれます。

詳細はこちらに出ています。

発表レジュメもまとめて掲載されたようです。

今回の発表者は、内外を問わずかなり豪華な顔ぶれになっています。
またとない機会ですので、
ご興味・ご関心のある方は、ぜひぜひ、のぞいてみてください。



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おやつにマカロン♪

最近はまっています。

ここ数日、お昼ごはんを買いに、
近くの広場、通称Grand PlaceにあるPAULのスタンドへ。

バゲットにさまざまな具をはさんだサンドイッチのほか、
デザートも何種類か置いてあります。

今週、ようやく銀行のカードを受け取ることができ
(これもなんだか想定外に時間がかかったのですが)、
自由に現金を引き出せるようになったのが嬉しくて(笑)、
毎日のようにサンドイッチ+デザートの組み合わせで購入!


フランスといえば、まずはやっぱりマカロン♪


というわけで…




これはMacaron à la vanille。
バニラ味のマカロンです。






翌日は、違うフレーバーにトライ。





これは、Macaron à la pistache。
ピスタチオのマカロン。






さらにまた翌日。




これはMacaron au chocolat。
チョコレート味のマカロンです。





このスタンドに置いてあるのは、とりあえずこの3種類。
もうすこし歩くと店舗もあるので、
そこにはまた別の種類も、あるのかもしれません。

個人的には、バニラのマカロンがお気に入りです。
ピスタチオも良かったけど、やっぱりバニラかな。



ちなみにこれらのマカロン、
どのくらいの大きさだと思いますか?

写真だと、ちょっと分かりづらいかもですが、
ずばり、直径7センチです!

あまりの大きさに感動して、
思わず定規で測ってしまった私(笑)
大きくて食べごたえがあるので、
満足感は十分♪

来週は別のデザートにチャレンジしようかな。
でも太らないように気をつけなきゃ…!


フランスのPAULのサイトはこちら
日本の店舗一覧などはこちらで。

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2009年10月1日木曜日

授業紹介1

リール「留学」記なので、
いちおう、授業の紹介を(笑)


今私が出ているのは、
火曜の午後に開かれているゼミ1つです。
Philosophie morale et politique
(直訳:道徳と政治の哲学)という枠で、
ゼミの内容は、
ヘーゲルの『精神現象学』の一節を起点に、
その射程を現代思想へもひろげていこうというもの。

具体的には、『精神現象学』の中の
「主人と奴隷の弁証法」に関する箇所です。
詳しくはこちらを参照していただくとして。
要は、主人に仕えている奴隷が、労働を通して、
逆に主人を支配する側へまわるというあれですが、
この過程にあるreconnaissance(承認)を、
主なテーマとしています。

9月15日からスタートし、29日は3回目でした。
今のところは(あと2回ほどは)、
先生がヘーゲルのテキストや関連文献の講義を
する予定になっています。
その後は、いよいよ学生たちのエクスポゼ(発表)が
始まります。

エクスポゼのテーマは、二通りの仕方で選べて、
あらかじめ提示された文献リストから選ぶか、
自分の論文のテーマと関連付けたものにするか、
のどちらかですることになっています。

私はいろいろ考えた挙句、
文献リストの中にあった、ポール・リクールの
Parcours de la reconnaissance『承認の行程』を
選ぶことに。

でも日本にいてもヘーゲル哲学は疎遠だったし、
リクールもほとんど読んだことがないし、
えらいこっちゃ。。。と思っていたら。

偶然にも、私と同じ先生に指導を受けて論文を書く女の子が
同じゼミに出ていたので、少し話をしたところ、
彼女もこのリクールの本を選ぶと言っていて、
「もしあなたもこれを選ぶなら、
私が勉強を手伝ってあげられるよ」と申し出てくれて。
そして彼女は先生にも、
同じ本を私と分担することを、提案してくれて。

ほんと感謝です。

前回の授業後に、彼女といろいろ話をしましたが、
明るくてユーモアがあって、感じのいい人です。
すぐに、こちらも気負わずにフランス語で話せるように
なりました♪

さて、肝心の私の初エクスポゼは、11月17日の予定。
それまでにテキストを読んでエクスポゼの構想を練り、
フランス語にしていく作業をすることになります。


そして、もう一つのゼミも、来週の火曜日
10月6日(これは午前)からスタートします。
そちらについても、またそのうちに
お伝えしようと思います。

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Cassel(カッセル)へ




9月20日日曜日、
少し離れた街Casselへ出かけました。





こちらでお世話になっているR財団の方々の
街散策へ同行させてもらいました。
私の住んでいるリールからは、
車で30~40分、といったところでしょうか。

上の写真にあるように、Casselという街は
Mont Casselという山につくられています。
でも標高176メートルでは、山よりは小高い丘、かも。


フランスの北部(Nord)の家々は、
壁がレンガ、屋根が赤いのが主たる特徴。
この屋根の色、好きなんですよね~。





都会だとそうでもないですが、
中心を離れて郊外へ向かえば、
典型的な北部の建築と出会うことができます。







少し上のほうへ歩いたところから。
お昼を食べたカフェのあるあたりです。
でもカフェの食事を食べたわけではなくて、
自分たちで持参したお弁当を、カフェで食べたんです。
持ち込みOKのカフェ、こっちでも珍しいそうです。





それにしても、リールを含めてこのあたりは、
本当に土地が平坦。





見渡すかぎり、平野ですよね。







この日は久しぶりによく歩き、
いい運動になりました♪



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