2009年10月18日日曜日

デモ隊に遭遇

カメラを持っていなかったのが悔やまれます。

先ほど、大型スーパーへ買い出しに行こうと外へ出ると、
道の端っこに、バイクをとめたおまわりさんが。


なんだろう? 土曜日だから? まさかねぇ…


と思いつつ歩いていると、
前方に、赤っぽい集団を発見!


よくよく見ると、人々が持っているビラや、
首からかけた紙のボードに、PCFの文字が。
Parti Communiste Française、
はは~ん、共産党ですな。赤いわけだ(笑)


さっき帰宅して、PCFのサイトをチェックしてみると、
女性の権利を主張するデモだったらしく。
そしてこのデモ、全国的に行われている模様。

デモの主たるキーワードは次の6つ。
Liberté(自由),
Egalité(平等),
Dignité(尊厳),
Autonomie(自立),
Laïcité(政教分離),
Solidarité(連帯).

最初これを見たとき、Laïcitéと女性のつながりが
すぐにピンとこなかったのですが、
(勉強不足なもので。汗)
説明文を読んだら納得。


出だしの部分に書いてあることをざっとまとめてみると、
Laïcitéは、単に教会と国家を分離するだけではなくて、
(最初の私の理解はここで止まってました。超汗)
すべての人間、とりわけ女性が、
もはや神の法ではなく人の法にしたがって生きることを
可能にするのだ、と。


すでにお分かりの方もいらっしゃるかと思いますが、
遠まわしに、フランスにおけるイスラムのことに
言及している表現であると思われます。
(もちろん、それだけにとどまるものでもありません。)

いちばん分かりやすい例を出すと「ヴェール問題」。
公立学校で、イスラム教徒の女生徒がヴェールを被るのを
禁じる、という動きがあったのは、
まだ記憶に新しいところではないでしょうか。


いやはや、まだまだ勉強が足りない私。


いずれにしても、このLaïcité、
イスラムとの関係において、非常に込み入っており
また根が深いものである、ということは言えると思います。

2 件のコメント:

  1. 日常の出来事からも、いろいろ考えさせられることがあるのですね。便乗して勉強になりました。フランスの社会が考える「女性」や、フランス女性が考える「女性」も、日本とはだいぶ異なるところがあるのでしょうか。また何か興味深い出来事に遭遇したら教えてください(^^)

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  2. コメントありがとうございます^^
    いろいろアンテナ張って、また記事にしていきたいと思ってます。

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