2009年8月23日日曜日

モン・サン・ミッシェルへ。


8月15日は、語学学校のエクスカーションで
モン・サン・ミッシェルへ。







モン・サン・ミッシェルといえば、フランスの世界遺産として
ご存知の方も多いはず。

そもそもは、北西部のブルターニュ地方と
ノルマンディ地方のさかいめ、サン・マロ湾にある島。
遠浅の地形のため、潮の干満の差が大きく、
普段でもその差は約15キロ。











大潮の時期には18キロにまでなるといい、
引いていた潮が満ちてくる光景を島から見ると、
それは神秘的だという。

世界遺産に登録されたのは1979年とのこと。

8世紀初頭、とある司教の夢の中に、大天使ミカエルが現れ、
この地に礼拝堂を建てよと告げたのがはじまり。










以後、10世紀には
ベネディクト会が修道院をつくり、
数々の増改築を繰り返しながら、
13世紀には、現在のようなかたちになったという。
中世には巡礼地の一つとして、多くの巡礼者が訪れたようであるが、
時代がすぎるにつれてだんだんと荒廃していき、
革命期には監獄として使用されたらしい。

しかし19世紀になって、再び修道院として使用されるようになり、
ミサも行われるようになった。
これにはヴィクトル・ユゴーの功績が大きいと言われる。
(注:ちなみにフランスでもっとも偉大な作家はユゴーだそうです。
 何をおいてもとにかくユゴー、ユゴー、ユゴー。)

それからは、島へのアクセスを容易にする工事が行われ、
徐々に観光地として人々が訪れるようになった。
現在は、フランスの観光地の中でも集客1,2位を争っているという。


帰りがけ、夕焼けに遭遇したので撮ってみました。
自然のなせる完璧なグラデーションですね。






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